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荏原実業は⽔・空気・大地の3分野における環境保全企業として、「商社事業」「エンジニアリング事業」「メーカー事業」という3つの事業を展開しています。今回、バックグラウンドも職種も異なる⼥性社員4名に仕事内容や働く環境について語り合ってもらいました。

プロフィールProfile

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学校の授業で洗剤の実験をした際「洗濯した後の水はどうなるのだろう」と疑問に思い、水処理への関心を高める。インフラに必要不可欠な荏原実業の事業内容に惹かれて入社。2006年に一般職(事務職)から総合職に転換し、施工管理職や営業職を経験。趣味は旅行。近場の温泉地を巡り、至福の時を過ごす。

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「環境保全」という荏原実業の使命に惹かれ入社を決意。一般職(事務職)としてキャリアをスタート。2008年総合職に転換し、現在は総務部課長とSDGs推進室長を兼務。仕事終わりの楽しみはスイーツで自分を労うこと。最近は北海道、京都、金沢など全国の和洋菓子のお取り寄せがマイブーム。

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学生時代は微生物について研究し、就職活動当初は食品業界を志望。学内セミナーで食品工場における水処理の重要性を知り、荏原実業へ。プライベートでは2児の子育てに励む。夏は家庭菜園でミニトマトやピーマン、とうもろこしを栽培。子どもたちと一緒に収穫することが何よりの楽しみ。

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学生時代は海洋生物の餌となるプランクトンについて研究。海の生態を守る水処理事業に興味を持ち、荏原実業に入社。先輩や上司にアドバイスをもらいながら、着々と業務を身につけている。社会人になってからは運動不足解消のために水泳を始める。スキューバダイビングの資格所持。

「環境保全」のために欠かせないそれぞれのミッション

──本日はよろしくお願いいたします。まずは皆さんの仕事内容を教えてください。

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私が所属する関東支社は、埼玉県内自治体の上下水道施設を中心に施工管理や維持管理などを行っています。私は営業職として埼玉北部エリアを担当し、日々お客様のもとへ通い、ニーズに応える提案活動をするとともに、現場代理人として工事現場に携わっています。

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システム設計部に所属しています。公共事業の上下水道施設やポンプ場施設の設計業務を行う部門です。私は主に計画設計業務と積算業務を担当しています。

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計画設計とは具体的にどんなことをするんですか?

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設計は大きく二つの段階に分かれます。第一段階が「基本設計」です。お客様のニーズに沿った施設のレイアウトを考え、図面に落とし込みます。ここで言う「図面」とはお客様とのイメージ共有を目的としたものです。次に第二段階の「詳細設計」。基本設計の図面をもとに、今度は実際に施工するために必要となる詳細図などを作成します。

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自分が考えたことをもとに施設ができあがっていく。とてもやりがいありそうですね。
大木さんはどんな仕事をされていますか?

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私が所属している中央研究所は、新製品の開発と、営業や設計部門から依頼を受けて分析や試験などを行っています。中でも私は試験・開発グループで、民間廃水の処理試験を行っています。たとえば、実験室内で2L程度の水槽を用いて処理試験も行います。民間の廃水処理施設の規模はさまざまですが1日に25mプールの26杯分の廃水を処理することもあり、そのシミュレーションという立ち位置です。

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シミュレーション……。難しそうです。

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そうですね。現場で問題なく稼働する設備を見たときは感動します。
また、さまざまな部署との連携があってこそ完成するものなのでなおさら嬉しいです。

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営業がお客様の要望を汲み取り、設計が図面を書く。そして研究開発がより良い設備を追求し、現場で設備が据え付けられる。どんなプロジェクトでも、裏側にはこうしたストーリーがありますからね。

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そんな現場の社員を支えているのが、吉田さんがいる総務部です。吉田さんのお仕事も教えてください。

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話がうまくまとまりましたね(笑)。総務部は会社全体の設備管理や他部門のサポートを行っています。来客対応や経費の処理、社内報の企画・作成など、会社運営に関するさまざまな業務を行っています。

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業務効率化や働きやすい職場にするために不可欠な仕事ですね。特に印象に残っている取り組みは何ですか?

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2011年に完了した出張システム導入プロジェクトが印象的です。以前までは出張などの経費処理をほとんど手作業で行っていました。そこで、よりスピード感のある事業運営を目指してシステム化を会社に提案しました。システム化は荏原実業としても初めてのことで、社内外のさまざまな関係者に話を聞きに行ったり、自分で調べたりして試行錯誤しながら導入を実現しました。

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吉田さんのご尽力で導入されたシステムだったんですね。非常に便利で助かっています。

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ありがとうございます。自分が取り組んだことが誰かの役に立っていると思うと嬉しいです。

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最近ではSDGs推進室長もされていますよね。

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はい。SDGs推進室は2021年に発足した組織です。社員にSDGsの意識を高めてもらうための周知活動や、会社としての取り組み目標の選定、認証取得のサポートをしています。若手が中心になっていることもあり活気があります。

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最近ではどんなことをされましたか?

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2021年11月には当社ホームページに「サステナビリティ」ページを制作しました。当社が目指す目標と目標達成のための主な取り組みを紹介し、社内外に発信しています。ぜひ皆さんに見てほしいです。

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チャレンジを尊重する社風

──荏原実業のどういうところに魅力を感じますか?

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温かい社風が魅力ですね。入社するまで設計は未経験でしたが、面白そうだと思って配属を希望しました。今も分からないことだらけですが、後輩思いの先輩が多くて、何でも相談しやすい環境です。直属の先輩は指導熱心な方で、私の質問に対していつも全力で答えてくれます(笑)。とても感謝しています。

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お客様からのいろいろな要望に対する提案力を持っていることが魅力です。他社ではなかなかチャレンジしない廃水も、荏原実業の技術力で課題を解決し、提案しています。お客様からの期待度も高く、誇らしく思います。また、荏原実業の「助け合う文化」も好きですね。現在、私は子育ての関係で必ず定時に帰っています。業務を代わってもらうときは申し訳ない気持ちになりますが、皆さん笑顔で引き受けてくれます。長さんはいかがですか?

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荏原実業は自ら手を挙げればチャレンジできる環境です。そこが何よりの魅力だと思います。私自身、営業事務職として入社して、次に施工管理、現在は営業職として働いています。すべて自分で希望し、会社が認めてくれました。

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長さんは一般職から総合職に転換されていますよね?

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はい。入社10年目くらいの頃ですね。毎日楽しく働けていましたが、総合職という働き方に興味を持ち始めていた時期でした。ちょうど上司からの推薦を受けたため、総合職への転換を決めました。転換後は関与できる業務の幅が広がりました。もちろん考えることが多くなるので、難しい場面も多かったです。でもそれ以上にやりがいが大きくなりました。

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分かります。私も長さんと同じく一般職から総合職に転換しました。自分でできることが多くなった分、仕事がより一層充実するようになったと思います。

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吉田さんは荏原実業のどんなところが好きですか?

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長さんと似ていますが、社員の提案を尊重してくれるところが好きですね。本社総務グループという立場上、本社内はもちろん各支社・営業所の人たちと日頃から連絡を取り合い、さまざまな意見を聞きます。それを受けて社内施策を考え、会社に提案します。もちろん全てが承認されるわけではありません。でも上司は親身に提案を聞いてくれ、積極的に取り入れようとしてくれます。

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10年後も20年後も、ずっとここで。

──最後に、これからの目標を教えてください。

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総務の仕事に関する知識をより一層広く、そして深く身につけていきたいです。具体的には法律や株式などの知識をつけて、広い視野で会社運営を考えられる人材になりたいです。

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技術者としてもっとレベルアップしたいです。中央研究所の所長は女性なのですが、バリバリ働く姿がかっこよくて憧れます。私も仕事と子育てを両立しながら、その人のようなキャリアを歩みたいです。また、国家資格である「技術士」を取得し、少しでも荏原実業の事業に貢献できたらと思います。

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まずは先輩たちに教えてもらったことをいち早く自分のものにして、一人前の設計者になりたいです。そして10年後も20年後もこの会社で働き続け、知識と経験を積み重ねていきたいと思っています。

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今までさまざまな職種を経験してきました。その知見を生かして育児休暇や福利厚生、人材育成などの制度を今以上に充実させて、荏原実業を今以上に働きやすい会社にしたいと考えています。そのためにも荏原実業の「横のつながり」を一層強化していきたいです。

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横のつながり?

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これまでは各支社・営業所同士が交流する場がなかなか創れずにいました。今後は、仕事の悩みや工夫を気軽に共有できるような交流会を開催したいと考えています。また、自社の環境対策について理解を深められるように施設見学研修会などを企画し、より働きやすい会社になるようにはたらきかけていきたいと思っています。

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私も本社の人間として、ぜひ協力したいです。荏原実業をもっともっと良くしていくために、皆で一致団結しましょう。

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私も仲間に入れてください!

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私も!

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ありがとうございます。心強いです。今日は皆さんとお話しできてよかったです。

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またこうやってお話しできたらいいですね。次お会いできる日を楽しみにしています。