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私たちの仕事
荏原実業(株)は1945年の創業以来、きれいな水と空気を次世代へ受け継ぐため、環境保全事業に関する独自の技術とノウハウを積み重ねて参りました。
水と空気をキレイにする。それが、荏原実業の仕事です。人々の安全で豊かな生活に貢献しています。
社会インフラを守る、環境を守る。私たちの仕事に終わりはありません。
荏原実業ヒストリーを読む
2020年に創業から75年を迎えた当社。「豊かな人間環境の創造を目指して社会に貢献する」という経営理念のもと、環境保全という広大なフィールドにおいて、独自の技術とノウハウを培ってきました。始まりは、主に荏原製作所のポンプや送風機など「風水力機械」の販売を行う「商社事業」。そこで築いた多彩な販路をベースに、上下水道施設などの設計・施工・メンテナンスを手掛ける「エンジニアリング事業」と、自社製品の製造・販売を手掛ける「メーカー事業」が加わり、総合的な水・環境エンジニアリング企業として事業を拡大してきました。3つの事業を展開し、多種多様なニーズに応えることで、人々の豊かな生活を支えています。
私たちが手がける設備は、その多くが水や空気などの環境に関わるものです。生活に欠かせない「水」を支える上下水道施設をはじめとして、工場や商業施設、駅・空港など、大小様々な施設へ提供しています。具体的な名称は挙げられませんが、一度は遊びに行ったことがあると思われるテーマパークやランドマークといった人気スポットにも、当社の手がけたプラント・設備が採用されています。これらの設備は普段は人目に触れること無く、一般の方には馴染みの薄いものですが、日本では「あって当たり前」となっている快適で豊かな生活を支える必要不可欠なインフラです。私たちはこうした「あたり前の生活を支える」プロフェッショナルとして、誇りをもって日々の仕事に取り組んでいます。
そんな中、現在最も注力しているのが、当社独自の製品・技術を提供する「メーカー事業」。当社の事業戦略の柱として、「豊かな人間環境の創造」というテーマに対し、多面的にアプローチしています。具体的な製品としては、国内トップシェアを誇る「オゾンモニタ」を筆頭に、「省エネブロワ」などの水処理関連機器、環境負荷の低い産業用脱臭剤「ボエフ」など様々です。現在はニッチ分野で高いシェアを獲得することを基本方針として、更なるラインナップの拡充に努めており、最近では建物のZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)化に関わる省エネ空調機や創蓄電システム等を開発しています。
荏原実業の3つの特徴
FEATURE 1 / 多様な事業展開
3つの事業で、人々の豊かな生活を支える
荏原実業は、主に荏原製作所のポンプや送風機といった風水力機械の販売を担う企業として、1946年に設立されました。この「商社事業」で築いた多彩な販路をベースに、上下水道施設などの設計・施工・メンテナンスを手がける「エンジニアリング事業」、自社製品の開発・販売を行う「メーカー事業」が加わり、水・空気・大地の3分野における環境保全企業として拡大してきました。
今後も3つの事業、そして3つの分野を中心に多種多様なニーズに応え、人々の豊かな生活を支えていきます。
メーカー事業
国内トップシェアのオゾンモニター、環境負荷の低い脱臭剤ボエフ、水産養殖向けの海水殺菌浄化設備、感染症対策機器など、水処理を中心に環境から医療関連まで、さまざまな分野で高付加価値製品を提供しています。
エンジニアリング事業
生活に欠かせない上下水道施設を中心とする、社会インフラの設計から施工管理・安全管理、メンテナンスサービスまでを一貫して対応しています。近年重要性が高まる豪雨対策では、当社の手がけた雨水排水設備が各地で活躍しています。
商社事業
ポンプ、送風機、空調冷熱機などの風水力機械を、オフィスビルや工場、学校などに販売しています。荏原製作所製品以外にも、産業廃棄物処理向け機器など他社製品を幅広く取り扱い、多岐にわたるニーズに応えています。
FEATURE 2 / 安定経営の実現
景気に左右されない顧客基盤
荏原実業は、景気に左右されない安定した顧客基盤を築いています。公的機関と民間企業の顧客バランスを保ち、どちらかに偏っているということがありません。さらなる事業安定のため、今後はアフターサービスを充実させ、より一層外部環境の影響を受けない強固な収益基盤を構築し、さらには実績のないエリアに向けての受注活動も強化します。伸長する防災および感染症対策需要にも、積極的に応えていきます。
公的機関 :
中央官庁・自治体(浄水施設、下水処理施設を含む)、医療機関、研究機関
民間企業 :
建設会社(ゼネコン・サブコン)、メーカー(食品・飲料、化学、半導体・液晶)
FEATURE 3 / 柔軟な事業体制
ニーズの変化に柔軟に対応する
目まぐるしく変化する社会に対応すべく、荏原実業は製造設備を保有せず、研究・開発、設計、品質管理といったコアとなる業務のみを自社で行っています。製造は外部協力会社に委託し、顧客ニーズの変化をはじめとする市場の変動に強い事業体制を構築し、スピード感をもって成長しています。近年、話題となっている「省エネ・創エネ・IoT化」にも取り組み、環境保全に貢献しています。
トータル環境ソリューション
オゾンの有効利用から始まった当社の研究開発は、水処理や脱臭、水産養殖分野で実績を上げています。
近年は微生物の力を生かし、より効率的な水処理システムやバイオガス精製技術など、持続可能な社会の実現に向けたテーマに取り組んでいます。
ZEB(ゼブ)化事業
ZEBとは「Net Zero Energy Building」の略称で、年間の消費エネルギー収支をゼロにすることを目指した建物です。
クリーンエネルギーの利用やエネルギー効率の高い製品開発を通じて、脱炭素社会の実現を推進しています。
遠隔管理システム
水処理施設やポンプ設備などの運転を統合管理できるクラウド型監視システムを開発しました。
豪雨などの災害時に、より迅速な対応が可能になります。
機器の長寿命化・省エネ、管理の省人化にも貢献しています。
革新を支える
エンジニアリングの力
アイデアを形にする、ファブレスの力
ファブレスとは「製造設備を持たないメーカー」という意味の造語です。
当社では、自社製品を製造するにあたり、研究開発、設計及び品質管理といったコアとなる業務を自社が行い、実際の製造や施工については、協力会社に委託しています。
中央研究所
所在地:神奈川県川崎市
環境計測技術センター
所在地:神奈川県川崎市
かずさ生産技術センター
千葉県木更津市
技術者集団
当社の社員は、7割が公的技術資格取得者、2割が研究開発者。営業から設計・開発に至るまで、高い技術力を持っています。