事業・製品

事業概要

荏原実業は「水」と「空気」の領域で、人々の生活環境の向上と自然環境への負荷低減に関わる事業を行っています。
事業領域は3 つに分類されます。
クリーンな環境づくりに貢献する製品を開発するメーカー事業、水インフラ施設における設備の施工を担うエンジニアリング事業、ビルなどの建築物に欠かせない給排水機器や空調設備機器などを供給する商社事業。それぞれの領域で人々の「心地よい環境」を支えています。

1976 年に国産オゾンモニタを開発・発売して以来、水、空気、エネルギーの分野で、人々の生活環境の基盤を支える製品を生み出してきたメーカー事業。高度経済成長期以降、生活水準の向上と環境意識の高まりによって、新しいさまざまなニーズが発生しました。それを現場でいち早く察知し、「計測」「省エネ・創エネ」「水処理」「脱臭」「水産」などの分野に開発・製造の領域を広げ、さまざまな環境課題へソリューションを提供してきました。

メーカー事業の特徴は、工場を所有せず製造を外部に委託するファブレスモデル。市場のニーズを先取りした商品をいち早く企画・開発し、安心・快適かつクリーンで持続可能な社会の実現に貢献しています。

水処理プラントなどの大型設備の取扱いを契機に1956 年からスタートしたエンジニアリング事業。
施設の設計・施工・保守を一貫して請け負うこの事業は創業から10 年余りが経過し、全国の地方自治体が上下水道の整備を推し進めるなかで、荏原実業がビジネスを全国へと展開する契機となりました。東京オリンピックの開催に伴うインフラ整備、高度経済成長など、社会が移り変わるなかで蓄積された専門知識と技術で日本全国の上下水道インフラを支え続けています。

荏原実業は社員の多くが公的技術資格の保持者。高い技術力を背景に営業活動における提案から設計・施工、設備のメンテナンスに至るまで安心・安全の品質でサービスを提供しています。

ポンプやファン、ブロワなどの風水力に関する産業機器を幅広く扱う商社事業。
荏原実業の祖業であるこの事業は、戦後間もない1945 年に始まって以来、日本の復興や産業発展、生活環境の整備に大きく貢献してきました。
建築、化学、石油、鉄鋼、食品などのさまざまな産業分野に向けて、給排水設備や空調設備などの設備機器を販売・施工しています。

荏原実業の商社事業は長年にわたり市場と向き合い、設備機器を供給してきました。豊富な経験とそれに裏打ちされた技術をもって今後も日本の産業の持続的な発展に寄与するとともに、人々の快適で安心・安全な生活環境を支えていきます。