人材マネジメント
基本的な考え方
荏原実業グループは持続可能な社会の実現に向け、時々刻々と変化する社会的ニーズに応える「新たな価値」を創造し続けることを目指しています。その全ての事業活動の礎となるのが「人材」であるとの考えから、荏原実業グループでは、多様な人材を適切に採用・配置し、また従業員一人ひとりが、持てる力を最大限発揮できるよう、以下の取組を行っています。
主な取組
- 人材の公平・公正な採用選考
- 時代のニーズに即した柔軟な組織編制
- 若手従業員のジョブローテーション制度
- 従業員の能力評価と業績目標達成度評価から構成される2種類の人事評価制度をベースとした、自律的人材の育成
- 同僚や部下からの評価で気付きを得られる360度評価の実施
- ライフステージに応じた柔軟な働き方を可能とする環境の整備
- 階層別研修、幹部研修の実施
- エンゲージメントサーベイの実施による職場環境改善
- 健康経営®の実践による業務パフォーマンスの向上
- 汎用的なビジネススキルを自由に学べるオンライン研修受講システムの導入
- 公的資格取得を推進する制度の運用(公的資格手当・合格祝い金支給、受講費用補助)
- 新たな業務へチャレンジする組織風土の醸成
※ 健康経営®は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
労使関係
労使協定
当社には、労働組合がないため労働協約はありませんが、36協定を始めとした労使協定については、使用者と過半数の労働者代表との間で合意の上で締結しています。また労使協定締結に関する事項は、グループウェア上へ掲載すると共に、各事業所においても従業員の目に触れる場所に掲示し、内容の周知に努めています。
間接的な労使対話の実施
労働組合を通じた労使協議の代替手段として、定期的に実施するエンゲージメントサーベイなどを実施し、調査時に匿名で意見を記入できる形式をとっています。また社内に「目安箱」を設置しており、調査時以外でも経営陣に意見を申述する経路を設けています。そこで挙がった意見については妥当性、合理性、実現可能性を確認・検証の上、改善に向けた取組を実施し、その内容を社内へ周知することで、間接的な労使の対話と職場環境の改善に努めています。
労使合同のイベント開催
当社では、社内の親睦を主目的とした「社友会」を設置しており、様々なイベントを企画開催することで労使間の信頼関係構築に努めています。
※2020年以降は新型コロナウイルスの影響により実施していません。
- 新入社員歓迎会
- 全社合同社員旅行
- 東京湾ナイトクルーズ
- ソフトボール大会 など
従業員エンゲージメント
荏原実業グループでは、従業員一人ひとりの意欲を高め、持てる力を最大限発揮できるよう、従業員エンゲージメント向上に向けた様々な施策を導入しています。
提案制度
従業員の業務に関する創意工夫を奨励し、業務の改善による生産性の向上を図るとともに、従業員の経営参画意識を高め挑戦を促す企業風土を醸成することを目的とした提案制度を2つ設けています。
社内提案制度
荏原実業グループの全従業員(パート・アルバイトを除く)を10名程度からなるチームに分け、以下の5つのテーマのいずれかに該当する提案を毎月1案、提出する制度です。評価は代表取締役会長兼CEO、代表取締役社長執行役員兼COOが行い、有用と認められる提案については担当部門において検証を行います。
- 新規事業・事業拡大
- 業務効率化
- 働く環境
- 社会との関わり
- その他
目安箱制度
社内で働く従業員個人がメール、または投書により任意で提案を行うことができる制度です。新規事業等の事業上のアイデアだけではなく、労働環境や社内でのコミュニケーション上の問題を含むさまざまなテーマも対象となっています。特にコンプライアンス、ハラスメントに関しては匿名の投書を受け付けており、内部通報制度を補完する位置づけの運用を行っています。
従業員エンゲージメントサーベイの実施
会社組織や上司、仕事、職場環境等に関する従業員意識調査(エンゲージメントサーベイ)を実施しています。従業員意識調査においては、自社の課題やより良い施策の検討に活かすため、高い回答率になるよう意識調査の意義等も含めて実施を周知しています。